「Star of Life」その由来と意味
中央部は、「アスクレピオスの杖」(蛇杖)と呼ばれ、医の象徴として世界的に用いられています。
これは、古代ギリシャ神話に医学神「アスクレピオス」という神人がいました。彼は病気や怪我で悩む人々のために常に旅をしていました。その際必ず一匹の蛇が巻きついた杖を持っていたそうです。その杖が「アスクレピオスの杖」として医学のシンボルマークとなりました。
(国連の機関である世界保健機関WHOの旗にもなっており、ヒポクラテスは彼の子孫であるとも言われています。)
次に六角形ですが、これにも意味があり。救急医療に固有の6つの仕事内容を示しています。(六角形は元々、大自然を象徴する形として古代から重用されています。)
『ウィキペディア(Wikipedia)より』
1.DETECTION・・・・・・・・・覚知
2.REPORTING・・・・・・・・・通報
3.RESPONSE・・・・・・・・・・応答(迅速な出場)
4.On Scene Care・・・・・・現場手当
5.Care In Transit・・・・・・搬送中手当
6.Transfer to Definitive Care・・・・・・医療機関への引渡し
※”DETECTION”が頂点で以下時計回り:これら6つの仕事が全て効率よく機能することで、市民に対して充実した救急業務を行うことが出来ると言われています。
本マーク「スター・オブ・ライフ」は、国際的にも認知度が高く、各国の救急車両やレスキュー隊等での記載、使用がなされ、宗教を問わずどの国の方でも認識できるマークとして定着しています。あらゆる救急医療用品や、救急車両、救助ヘリコプター(ドクターヘリ)、また救急救命士(EMT)、救急隊員、各救助隊、ライフセーバー等に使用されています。
※阿蘇無線救護隊では、本マーク使用に当たり、マークの所有権を有する団体より正式に了承を得て使用しております。